独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

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こなログ オニオングラタンスープ

8月20日(土)

曇り

31℃

猛暑去る…

夜明けも遅くなったし、日の入りも短くなった。夏の終わり。また梅干し干し忘れた。

いや、忘れてなかった。ただ猛烈な晴天のとき、風も強かったのでホコリだらけになりそうで…。

オニオングラタンスープ

飴色たまねぎさえあれば簡単にできる

 水分を思い切り吸ったパンもおいしいのだよな、とこれを食べるたびに思い出す。いつも「かりっと! ぱりっと!」ばかり考えているから。飴色たまねぎが冷凍庫にあれば、どのパンメニューより楽にできる。暑い朝に食べるものかは疑問だけれど。

 

漫画

ザ・ファブル南勝久講談社

クーピーで描いた。なぜ? いや理由はあるのだが…まあいいや

「めちゃくちゃおもしろいから」と夫に勧められた漫画。でも最初に映画を観てしまい、そうすると最初のかなりの部分の筋がわかってしまっているため、そして映画では岡田准一柳楽優弥向井理福士蒼汰安田顕であったキャストが、漫画では見事なまでにリアルな「日本のおっさん」であるギャップがなかなか受け入れられず、7巻くらいでやめてしまっていた。が、この夏突然復活して読んでみたら、俄然おもしろかった。「キャストがぶさいくすぎる。リアルすぎる」と思っていたのだが、だんだん微妙な顔の違いもわかってきて、だんだん味わい深くなり、何人か「うーんいい顔だ」とまで思い入れるように。私のお気に入りはアキラ・カシラ・アザミです。

 そしてこの漫画は圧倒的に強い殺し屋のアクション漫画、というある種ファンタジーなのだが、物語のベースは『闇金ウシジマくん』並にリアルなのだった。読み進むにつれ、「この人(作者)、日本を憂いてる…」と思うことしきり。今年はひたすら「あー日本って、もうだめなの?」といろんな角度で絶望していた自分には、「あっ、ここにも同じ気持ちの人が!」と同士を見つけたような気持ちになった。そうすると、このファンタジーのような設定も「あんのかもなあ、こういうこと…」と俄然リアリティを持ってくるのである。

 それにしてもヤクザ業界、裏社会、銃火器、犯罪、殺人、サバイバル術に武闘(っていうのか?)…どれもこれもよーく調べてあるなあ、どこまでが事実でどこまでが創造なのかはわからないが、すごい情報量である。さらに予想外の展開筋、そこにギャグもぶちこんでくるのだから、これらすべてひとりでやってたら神業だ。でもやってるみたい。

 ただひとつ、弱点に思われるのは、主人公の佐藤は「絵がめちゃくちゃヘタウマ」という設定なのだが、もともとうまい人が「下手に描く」のはやはり難しいのか、下手に見えないことである。そもそもこの人、漫画家のなかでもかなりうまいのではないだろうか。何度も言うけどおっさんの顔のかき分けがすごすぎる。NHK教育の『漫勉』という漫画創作舞台裏番組で、浦沢直樹が「おっさん、描くの好きでしょ。僕も好きなんだよ〜」と他の漫画家と話してたのだけど、どうも楽しいらしい。「汚い」だけの存在のはず(すみません)の彼らは、描くと楽しいらしい…。なぜなのだろう・ただ、そういうわけで、「下手」にはなかなか描けない。昔『ぷっすま』でさんざん観た草薙くんのすさまじい絵などを思い出し、あれはやっぱり才能なんだ、と今更実感。

散歩の途中

赤ちゃんがたくさんいるのかなあ

 かわいい眺めだった。