独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

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こなログ 千代田金属ミニマフィン型のガレットブルトンヌほか

12月21日(水)

曇り

10℃

 

ガレットブルトンヌ挑戦

山盛りにすると超かわいいミニマフィン型のブルトン

 掃除も終わって、さあクリスマスと年末のご飯を考えるか、と思っていたら知り合いにクッキーを頼まれて大量に焼くことになった。最近とんと暇だった翻訳業まで入ってきた。忙しいときって、本当に集中する。これは確かにある現象である。

 慌てて材料を発注し、スケジュールを組み、ふうふう言いながら次々とタスクをこなしていると、こうやって生きていればなにも考えなくて充実して年をとれるなあ、としみじみ思う。

 

千代田金属ミニマフィン型が突然目覚める

もともとはミニマフィン型。マフィンというものを

あまり欲しないので、全然使ってなかった

 で、いつものクッキーに新作入れたいなー、初めて作るんだから最初は失敗することも計算に入れつつ、ガレットブルトンヌが作りたくなる。このお菓子の最大の特徴は、バターが粉と同量で多すぎて柔らかすぎるため、型にはめて焼かないと円形が保てないということだ。持ってるタルト型は直径7cmで大きすぎるし、しっかりしたアルミ製の使い捨て型(マドレーヌなんかに使われるような)にするか、そうすると底から余分な脂が流れなくて嫌だという意見があり、いやこのバターが流れなくて型のなかでじりじり焼かれてかりかりするのがいいのだ、という意見もあり、どうしようとかなり悩む。

 結局、パイナップルケーキ用のスクエア(ガレット=円形なのに!)なら10個あるのでそれと、全然使ってなくて売ろうかなとすら思っていた千代田金属ミニマフィン型の両方で作ってみることにする。しかしここからさらに問題がある。この型に入れるために型でくり抜く必要があるのだが、「型よりほんの少し小さいものでくり抜かないと、型にぎちぎちすぎて入れられない」という問題が起きるらしいのである。なんと。だから例えば6cmの型で作るときは5.5cmの型でくり抜かないといけない。うえー。そんな細かいサイズのくり抜き型、かっぱ橋とか行かないとないのでは? が、家中探しまくったら、花形クッキー抜き型を逆にして使うと千代田型の一回り小さいやつが抜ける、と発見。解決。スクエア型のくり抜き型は次作してみた。

 レシピも混乱した。アーモンドパウダーを入れてる人が何人かいて、どういうこと? 粉のいくらかをアーモンドパウダーに変えりゃあそりゃ風味はよくなるさ、という理屈からなのだろうが、いやしかしオー・ヴォン・ビュータンもアテスウェイも入れてから、たぶん本当は入れないはず、よし、巨匠を信じて、ということで入れないレシピでいくことにする。

 実際型抜き(本当は半日寝かすべきなのに数時間で抜いてしまって後悔)まで行ってみたら、次作のスクエア型はヤワすぎて抜けないので結局すべてミニマフィン型でいくことに。型は1台=12個ぶんしかないので何回かにわけて焼かなければならない。

 で、焼いてみたらなんかすごく可愛いので驚いた! さすが千代田型…。ここのスクエア型でプチパンやパウンドケーキを焼くとものすごくかわいく仕上がるのだが、これもそうだった。なにがどう、なぜかわいいのかうまく説明できないのだが、ここの型は仕上がりに感動することが多い。このミニマフィン型もそうだったのだ。ようやく気づく。

 で、もう一台買いたい、と思って探したら、まず確か7千円台で買ったはずなのだがいつのまにか9千いくらかに値上げされていて、そして品切れであった。千代田型は簡単に手に入らないのである。

 あ、肝心の味ですが、おいしかったです。ものすごく。アーモンドパウダーは、たぶん、いらないけど。一度は両方作って比べないといけないかもしれない。

 

トマトチーズトースト

 朝ごはんはこれ。