独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

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こなログ 野菜ベーコントースト

6月21日(水)

晴れのち曇り

27℃

 

野菜ベーコントースト

久しぶりにチリコンカン用スパイスを

 トマト、ベーコン、ピーマン、新たまねぎ。土台はチーズトースト。

 

夜遊びの塩梅

 夜は方南町の「羊と小料理meme」へ。

前菜盛り合わせ。素敵なカラフェに入ってるのはアイスティー

鮎×コーン×山椒! 甘くて苦くて辛くて素晴らしい組み合わせ

 うちの夫は個人事業主で、一日中もくもくと机に向かって仕事している。社交的でもないし、散歩だの漫画読みだの音楽鑑賞だの近所の食べ歩きだの、趣味もあるし、毎日6時とかには仕事を終えてすぐお風呂入ってドラマ観て…という生活で、規則正しいしお金も使わず、いいなあと思ってたのだが、どうもそうでもないらしいということが最近わかってきた。

 友だちはいりませんふうを装ってたけど、そうでもないらしい。まず、突然意味不明に怒り出すようになった。10分立つと自分の理不尽に驚いて誤ったりしてるのだけど、その10分はかなり怖い。いつも全く感情的でないので、よけい怖い。なにか脳に異常が? と調べたりしたけど、それも違うようだ。男性ホルモンが減ると怒りっぽくなる、つまり更年期障害っぽいということで一旦は落ち着いて、近頃はこらえてるのかなんなのか怒らなくなったのだけど、そのかわり珍しく外で飲むことがあると驚くほど無制限に飲みまくるようになった。だいたい朝まで帰ってこない。そして翌日は全く使い物にならない。20年ぶりに会う親友とそうなるならわかるけど、たいして仲良くもない仕事のつきあいの人との飲みでもべろべろになるまで飲む。相手に帰られてしまうと、ひとりで目についたバーに入って飲む。朝方帰ってくると、げえげえ吐いている。風呂で寝入っている。翌日動けない。ひどい有様だ。

「あんた、寂しいんだね」

 と、私は断定した。本人は驚いた。いつもなににも動揺しないのだが、このときは狼狽していた。「それならそれで、寂しさを解消する手立てを打たないと」ということになったのだが、しかしおじさんやおばさんはいきなり友だちは作れない。ましてや長年「友だちって必要?」とか言ってた人間だ。作り方なんてわかるわけもない。せいぜい飲食店のオーナーに顔を覚えてもらうくらい。

 自分の人生にすっかり満足して生きてると思ってただけに、「やっぱりそうはうまくいかないかあ〜」という感じである。ああいうあまり問題なく人生をやれてる人は、自分について考える必要がないので、自分の身になにが起きてるのか気づきにくいのだと思う。不覚だった。とにかく、このままあんな飲み方を続けていたら死んでしまうからなんとかしないと。

 というわけで、前はすぐに「夜どっか行く?」と言われても「いやいや、3日前も行ったばっかりでしょ」と拒否していたのだが、「ここでこまめにストレス発散させとかないと」と、積極的に行くようになった。下戸の私と行けば飲み過ぎることはない。それでこの日もここに来たというわけだ。金もかかるが仕方ない、これも必要経費。

 でもねー、とも思う。ほんとは私じゃだめなんだよねー。違う人との交流を求めているのだ、彼は。一億総孤独社会がすでに到来しつつある日本だけど、彼も私も立派にそこに巻き込まれている。私も友だちがいなくてさみしいが、彼にもできてほしい。しかしご飯じゃないから私が作ってあげることもできない。結構深刻な問題である。