独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

MENU

東京体育館のプールに通ってしまいそう

この夏の新しいこと

 夏、どこか行きたい。都心の高級ホテルに泊ってプールで泳ぎたい。…と毎年思うのだが、一泊に十万近く払って、あとはなにも残らないというのがもったいなさすぎて実行できずに数年。3年前に一度実行して、楽しんだのだけどもパンデミック最中だったし、やはり「(旅行ではなく)いつも来ているようなおなじみエリアで大枚はたいて泊まるのはなぜ?」という疑念がわく瞬間もあり、毎年行っちゃう、というふうにはならなかった。そうこうしている間にどんどん宿泊料金が上がっていき、2023年にはとんでもない値段になっていた。

 で、じゃあ泊まらなくてもいいから素敵なプールは? →ビジター利用できるホテルプールは多くはない、あってもやはり高い、なぜならば毎週近所のきれいな区民プールに350円で通っているから比べてしまう…などとなって、結局諦めかけていたのだが、「行ったことのない別の公営プールに行き、ちょっと贅沢なランチやお茶をするのはどうだ」という案がわいた。

 まず思いついたのは東京体育館。オリンピックやったくらいだから大きいだろうし、普通の区民プールとは色々違うのでは…と調べたら、やはりすごかった。

素晴らしい空と雲とともに。実際の入り口はここじゃなくて右奥に行くのだけど…

 まず50Mが8レーン、25Mが6レーンというそのスケール。50Mなど最深部は深さ2.2M! 怖い! でも泳いでみたい! さらに誰かの口コミによると、シャワールームにはなんと浴槽があるという。風呂好きにはこれは大きいアドバンテージだ。ほかマッサージチェアエステまで。いたれりつくせりだが、料金は値上げしたけれど700円で2.5時間、トレーニングジムも使用可。すごいじゃないか…とHPを見て興奮していたのだが、スポーツクラブのティップネスが運営しているという。なるほど。

 

50M8レーンの広大さ、伝わるでしょうか?

↑写真は以下のサイトから借りました。サンプルテキスト、とか出てますがクリックすると施設の詳細がわかります。

totai-tip.jp

 

正式名称は「東京体育館フィットネスエリア」というらしい。

こういう感じに使えるそうです

 大江戸線「国立体育館」駅の眼の前。とはいえ、大江戸線はとにかく深いのでやたら歩かされてなんだか騙された気分になるので、次回はJR「千駄ヶ谷」を使うであろう…こちらもほぼ目の前。あまりにもでかすぎて入り口がわからず、炎天下でしばらく迷う。でも無事たどり着いた。

なんとしっかりした水着売り場もあり

 水着などのレンタルはなく販売のみ、と書いてあったのだけど、びっくりするほど広い面積のショップがあったので、驚く。しかも夏だからかセールをしている。実は水着とか水泳用品って、最近はどこに売ってるのかわからなくていつも困ってるのだ。アマゾンで見ても安心できないメーカーのものが大量で出てきて、口コミもあてにならないし、探すとたいてい疲れ切って「もういいや、また次回」となっていた。普通に水着だのゴーグルだのキャップだのを店頭で見て買えないのか、と思っていたので、これはうれしかった。けっこうじっくり見てしまい、あげくは20%引きになっていたゴーグルも買った。ゴーグル、欲しかったのだ。曇らなくて水が入らないちゃんとしたやつ。

1200円だった。お買い得な気がする。そして全然曇らない!

 

お菓子もアイスもある。利用券売機はほぼすべてのキャッシュレスに対応

 民間企業が入ってるせいかほんと、いたれりつくせりで便利なことこのうえなし。見るからにガチのアスリート風の人たちで賑わってるのもなんか楽しい。

入り口のカフェコーナー

 これは入り口にある。とにかくスペースに余裕があるので、カフェ以外にも座れる場所たくさん。大きな窓の外は緑。つまり、かなり居心地がいいのである。

 

めちゃくちゃ親切なスタッフさん

 こういうところに最初に来ると、どこになにがあるかを把握し、使い勝手をマスターするのにけっこう時間かかる。ここのロッカーを使うと便利なのだとか、最初にこれをしてからあれをすると効率的だ、とか。数年前に区民プールに通い始めたときは慣れるまでかなり面倒で、無駄な動きとかさんざんした。新しいことするの、面倒だなあととても思ったのだが、今回はなぜかそういうのが楽しい。夏バテしつつも元気なのだろうか。入り口を探して、券売機を探して、あ、キャッシュレスなんだと知り、スタッフにロッカーの鍵にもなる入場券の使い方を教わり、ロッカールームを探し…つねにきょろきょろして手順を踏むのが新鮮でおもしろいのだ。なんでだろう。

 夏休みということで混んでることも覚悟していて、実際そこそこ混んでいたのだが、とにかくどこもかしこも広いのであまり気にならない。なるほどね〜などと思いつつ探検する。

 着替えていざプールへ、思ったがどこがプールかわからずまごついてると、女性スタッフが教えてくれた。「プール入口にもシャワーがあるんですけど、ちょろちょろっとしか出ないんです。なので、こちらお風呂になるんですが、ここで浴びていかれるといいと思います」「ふだんは50Mのほうが混んでるんですけど、いまの時間(午前11時半)はちょうど入れ替わりで、そうでもないのかな…。奥から2つ目のレーンはすべての水深が浅いので、不安だったらこちらをどうぞ。レーンは高速、中速、低速、ウォーキングに分かれています。ただ基本、どのレーンも立ち止まり禁止なので、体力に不安があれば25Mのほうがいいかもしれないですね。25Mですか? あ、あの奥の階段を降りていってください」

 とめちゃくちゃ親切に重要情報をいろいろ教えてくれた。彼女だけでなく、全スタッフ、すれ違うたびに「こんにちは!」と笑顔全開で挨拶してくれて、むちゃ感じがいい。

 

水深2Mを初体験

 だが、まずは水深2Mを体験したくて、右端の低速レーンへ。ここだとサイドの浅いところににずーっと10cmくらいの足場(?)があるので、最悪なにかあったとき(ゴーグルに水が入ってる、足の指が攣った等)ここで一息つけるはず。水温はわりと低い。25Mのほうが高く設定しているのだとか。

 おっかなびっくり泳ぎ始める。スタート地点は水深1.2M。普通に立てる。で、これが泳いでいくと曲線を描いてぐんぐん深くなっていくのだ…おおおお。これはなかなか…怖いです。私は泳ぎだけは得意で、マイペースさえ保てれば1時間くらい平気で泳げるのだが、それでもなかなか怖かった。これが真ん中のレーンとかで、なんの助けもない(コースロープはあるが)場所だったら、なお怖いだろう。途中で疲れないよう、慎重にゆっくり泳ぐ。慎重に泳ぐからもともと速くないのにさらに遅くなる。帰りの平泳ぎになると、かいてもかいてもたどり着かない。これが…50Mプールなのね。なんでも初体験はおもしろい。

 数回往復して今度は25Mプールへ。お風呂のように小さく見える。相対性理論(ちがう)。そしてめちゃくちゃ水温が高い。熱いといってもいい。ここでも20分くらい泳ぎ、また50Mに戻る。今度はスノコのようなものがしいてあって、水深が浅く保たれているコースへ。いちおう柵でしきられてはいるのだが、しかし水のなかですぐ右を見るとふかーい深さ2Mの空間が広がっている。まるで海中のように広大。右端で泳いでるときよりも怖いくらいの眺めだった。おもしろかった。

 というわけで、いつも30分泳ぐのだが今回は40分近く泳いでしまった。楽しい。これはあと数回は来たい。お風呂の浴槽があるのも最高だ(裸でも水着でも入れるらしい)。いつかはカフェも利用したい。週に何回も通うと考えると1回700円は安くないえけれど、夏休みのイベントとしては破格の安さではないだろうか。1回2時間半使えるのだから、なんならトレーニングジムで走ってもいいし。

 夏のお楽しみが見つかった。

 

エステもある。私の悩みは腕と脚なのであまり関係ないが。

シャンプー類も使い切りサイズが売ってた!