9月14日
曇り
26℃
せっかく涼しくなったが、天気がなあ。
ブログ投稿の順序が逆になってしまった。
カンパーニュ
全粒粉もライ麦も入ってないけど、カンパーニュっていえるんだっけ?
グリストミル50、スローブレッドクラシック100、キタノカオリ150。
たんぱく量が多い粉なので、水分190ml。
夜6時に仕込んで、朝4時には完全にあがっていた。酵母が元気な証拠だ。よくふくらんだし、クープもきれい。
どうやって食べたっけ? 覚えていない…。
晴れのち曇り
28℃
ただチーズを載せて焼いたチーズトースト。見栄え的にはこの1.5倍くらい載せて、もう1分手前でトースターから出すのが正しいのだが、味を考えるとこれくらいでちょうどいい。チーズはそんなに多くなくていいし、焼き目がつくと香ばしいから。難しい。でもこんなチーズトースト見せられてもねえ、という気持ちもわかる。
とはいえ、チーズだけ、他はなんもなし、のトーストもおいしいんだよなあ。チーズの香りだけがふんわりして。
運動
最近きっちり記録つけられていないが、運動はこまめにしている。水泳は週1、ランニングは1日おき、ヨガは週3。毎朝体操。…と書くとなんかすごいけど、ランニングは歩きながらだし、まあそんなにがんばってるわけでもないのだが。
曇り
26℃
曇りは大嫌いだが、曇り、という感じは好きだ。
ようやく元気が出てきたので、ずっと行きたかった大久保へ。メインの用事は新しくできたインドスパイスショップ「アンビカ」へ行くことで、ついでに「ベトナムちゃん」でバインセオを食べる、のが目的。家からてくてく歩いて40分くらい? 久々にくる大久保は相変わらず異国情緒万歳で、海外旅行を禁じられて二年近い身の上としては、ものすごくわくわくする。決して自分ではうまく作れないバインセオ、プロの味は極上だった。
そしてスパイスショップも期待以上に広くてきれいで楽しい。黒胡椒とマスタードシード、ムングダールの大袋やカレーリーフの大ボトルを買って帰る。あ、でも、いつもの店、「ジャンナット」も忘れてません、また行きます。
『荒野にて』(2017)
前回のブログで一度書いて、やっぱりここでちゃんと書くことにしました。
イギリスのドラマ映画らしい。舞台はアメリカ、オレゴン州だけれど。スティーブ・ブシェミとクロエ・セヴィニーが出てはいるが、そんなに大事な役ではなかった。どちらも相変わらず味わい深い演技をしていたけれど。
主役はか細い少年だった。役者名はチャーリー・プラマー。たったひとりの肉親である父親が突然殺されてひとりぼっちになった彼は、競走馬の飼育屋(? 競走馬を育てて売り歩いている)で働き始める。仲良くなった馬が走れなくなったので売り払うとブシェミに言われ、少年は思わず馬を連れて逃げ出すが…という話。
車も動かなくなり、徒歩で馬を引き引き、道路の脇の草地を歩く姿がせつない。ピート(馬の名前。ちなみにLean on PETEは、この馬のレース名)に乗るのではなく、引いて歩くのである。彼は馬に乗れない、乗ったことがないのだ…。
夏に観たケリー・ライカートの映画みたいである。彼女の初期映画4作品を、”漂流のアメリカ“と題して渋谷・イメージフォーラムで公開していたのだ。私は『リバー・オブ・グラス』と『ウェンディ&ルーシー』の2本を観に行った。ほんとは『ミークス・カットオフ』もかなり観たかったのだが、渋谷という場所とイメージ・フォーラムの激狭な環境、連日40℃近い猛暑などに負けてしまった。
つまり、アメリカの底辺で漂流するように生きている人たちの、地味なドラマである。『リバー〜』のキャッチコピーなんて、「ロードのないロードムービー、愛のないラブストーリー、犯罪のない犯罪映画」である。素晴らしく自分好み。『荒野にて』もまさにそういうお話だった。そういう話が好きなんだなあ、自分…としみじみ思った。なんでだろう。まあ理由はわかるんだけど…。恥ずかしくて活字にはできない。いや、決して退屈な映画が好きなのではない、念の為。でも虚しい映画が好きなのかな。虚しい作品ではなく、虚しい物語が。もちろん、絶望を求めているわけでもない、念の為。基本的に映画は、いい気分になるために観る。
ラストはだいぶケリー映画とは違ったけれど、彼女の作品を思い出す映画だった。
……。あれ、ケリー・ライカートについて、前にもここで書いたっけ? 書いていたらすみません。
ところでクロエ・セヴィニーって、ながーいことばりばりのファッションアイコンでありつつ(だよね? もう違う?)、こうやって映画にもよくでて、それが全然ファッショナブルでもなんでもない役が多くて、そしてそれが板についているっていう、すごく不思議な人。笑った顔、ほとんど観たことない。目がうつろ。声がしぶい。そして脚がものすごく長い。とくに膝下のまっすぐさと長さが強烈。だが、他の美人女優やモデルと違ってバービー人形的異星人感はない。ゴージャスじゃなくて、いつもオーラがいい感じにくすんでいる。この塩梅が不思議で魅力的。
↑あらためてググると、ファッションスナップなんかでは笑顔、多数発見。上の記事は2018年でやや古め。
曇りのち雨
29℃
とくに言うことがない…。バランスのよいプレートではないだろうか。目玉焼きを満足いくように焼くのは案外難しい。サルサと生ハムはすごく合う。…ということくらいか。そしていいかげん、サルサの玉ねぎは今の1/3くらいの大きさに切らなければ。なにしろ不器用、めんどくさがり。しかし今更ではあるけれど、もうちょっと丁寧に野菜を切ろうと最近心を決めたのである。
不器用でだらしなく、適当だけれど、やはりきちんと生活しよう、とこの十年がんばっていて、前はしなかったさまざまなことを習慣化しつつあり、毎朝「めんどくさい…やるべきことが多すぎる」と唸りながら起きている。しかし、実際はたいした仕事ではないのでだいたいなんとかやりおおせて、充実感にひたる。…という繰り返しなのだが、年をとるとこういうことがだんだんできなくなるという。だんだんできなくなって、終いには全然できなくなる。鴻上尚史は「いままで自分を厳しく律してきた人、きちんと(仕事や生活全般)やってきた人ほど、老いはつらく感じるでしょう(大意)」と書いていた。うわー、そうか。そうだよな。いや、そうじゃないかな、と思っていたよ! これはつまり、がんばってがんばって努力を積み重ねて、なんとか「きちんと生活している人」になったとしても、結局最後は努力してない人の何倍も絶望するっていう話なのか! 人生ってそういうものなのか!
この問いはだいぶ前に出ていたけれど、今だに回答はない。せいぜい、健康に気をつかって、「なにもできなくなる日」を先延ばしにするしかない。
「健康に気をつかう」って、「一分一秒でも長生きしたい」という意味ではない。よくあれこれしている人に「そんなに長生きしたいのかよ」とか言うけれども。私も夫に「なんでそんなに? あんたはやく死にたいんでしょ」などと言われるけれども。
そうじゃなくて、「元気でいたい」のである。なぜならば元気でないと、人生すべてが面倒くさくてつらいから。日を過ごすのがとんでもなくしんどいから。「あ、ちょっと今日はあれやろうかな」「これも片付けるかあ!」「おなかすいた、なに食べようか
」という気持ちは元気でないと湧いてこない。そしてこの「元気」が、無気力な中年どまんなかの私場合、あらゆる努力をしてようやく捻り出せるものなのである。だからなるべく熟睡しようとするし、運動もするし、おなかが快適な食事を追求する。楽しいと思えることを必死で探す。
というわけで、今日も私はいろいろする。9月の終わり、ようやく涼しくなって、安眠を取り戻し、夏が終わった安堵からくる秋バテ? 非常な脱力感を感じつつ、ああ、もうすぐ元気になれる、元気になったらなにをしようか、とぼんやりとわくわくしているのが今である。
夕方、ランニング
雨のち曇り
22℃
準強力粉を使うとき、綺麗に焼ける上限の水分=180ml(粉250g)を超えて190mlまで入れた。するとやっぱりやわらかすぎて扱いが大変だ。なので、不恰好に焼けてしまったが、切ってみるとなかはおいしそうだった。単なる過発酵なのか? 二次は75分くらいで長すぎないと思うのだが。
グリストミル 50g
全粒粉 25g
スローブレッドクラシック 100g
キタノカオリ 75g
一次は夕方6時に仕込んで、翌朝4時にはもうかなり膨らんでいた。もうすこし早くてもいいのかも。
ロードショーで見逃して「ああー」ということがあるのだが、そういうとき早稲田松竹が救ってくれることが多い。今回の『ミナリ』もそう。そして見逃さなかったはずの『ノマドランド』も。なんと、前回、一番大事なクライマックスで寝てしまったのだった…。しかし、ほとんど見終わっていたし大勢に影響はないだろうと思っていたが、大いに影響していたことが、この日判明した。世間の妙に明るい、希望に満ちた感想に違和感を覚えていたのだが、寝ていた部分を見ると、ああ、なるほどこうやって納得するのか、と腑に落ちた。前の観たときは「さんざん働いたあげく、高齢になったら家がない」という現実がつらすぎて、ちゃんと観てなかったのかもしれない、とも思った。音楽とかものすごく美しいのに気づいてなかったし。二度見てよかった。本当に。
そして本命『ミナリ』もかなりおもしろかった。どっちも「アメリカで生きるということ」ということが活写されていた。日本で生きてる私にそれが刺さった。
24℃
曇り
前日の昼にパスタソースとして作った、ツナとオリーブのトマトソース(ピーマン、しめじ入り)をたっぷりのせてチーズでおおってトースト。
夕方、ランニング
物議かもしすぎの新譜であるが、背景など無視して聴くとかなりいんじゃないの、これ…。これヒップホップなの?と思ったりもするが、雨雲の出ているくらい午後の空の下、これを聴きながら歩いたり走ったりしていると別の精神状態にもってかれるような不思議な感覚に。数々の問題発言・行動をしつつも、豪華ゲスト陣がちゃんと参加しているのは、やはり才能ゆえなのか。「Jail」はジェイ・ZよりDaBabyのほうがいいラップをしている。
『フリー・ガイ』(2021)
観たのはこの日ではなく3日の金曜ですが。この週、TOHOシネマズが一週間くらい1200円にディスカウントしていたので日比谷ミッドタウンに出かけた。最初は興味なかった映画なのだけど、どうしても映画が観たかったのと、ちらちらと「おもしろい」と話を聞いて。まあおもしろかったけど、しかし予想通りであった。「脇役だって自由に好きに生きていい」という明快なメッセージ、もう自分はダイレクトには感動できないのだなあ、とさみしく思う。
それにしても、ロビーの絶景ぶりは、行くたびに感動する。どうしてTOHOはこんな景色を独占できるのだろうか? ロビーだから映画観なくてもこの景色は楽しめる。広大な面積がすべて窓になっていて、緑の嵐。素晴らしい。