独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

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こなログ 生ハムチーズトースト

10月17日(月)

雨のち曇り

22℃

 

生ハムチーズトースト

バジルがたりないかな

メイクどうするサミット

毎日メークしないと、化粧品っていつまでも使えてしまう

…はここ数年(ひとりで)考え続けている問題である。もう最近は誰かと約束したとき以外はしていないのだが、旅行に行って写真を撮りまくるときなどは、まだしてしまう。現実を直視できなくて…。しかし、メイクというのはしていると本当に厄介だ。ランニングにそのまま行けないし、顔をふと触って「あっ、今日素顔じゃない」と気づくのも鬱陶しい。なかでも一番の難関は落とすこと。一度しない習慣になってしまうと、たまーにしたときのクレンジングがとてつもなく面倒になってしまうのである。とくにアイメイク落とし。

 私は涙目なのですぐにマスカラやらアイラインが落ちるので、がっちりとマスカラ下地をつけてそのうえで「水で落ちる」デジャヴュのマスカラやアイラインをするので、このがっちり下地を落とすために綿棒やコットンを駆使して丁寧に何度も拭き取らないといけないのである。この下地は短い睫毛をパワフルにしてくれるという意味でもかなり大事なアイテムである。パワフルなだけに当然ながら「お風呂で一気に落とす」ができない。化粧をした日というのは一日中外出していて、不慣れな人付き合いなどもしてへとへとで、あーあ、ぼろぼろですー、と帰ってくることが多いので、そこからアイメイクを丁寧に落として…がしんどいことこのうえない。

 もういっかなー、完全に素顔で行こうかなあ、と思っていた矢先。久々にアイメイクしたある日、「目尻にはアイラインおよびマスカラをしなければにじまないのでは?」と根本的なことに思い当たった。目尻まできっちり入れると目が大きくなるので何十年も引いてきたわけだが、すぐににじんで、ひどいときは数時間後には目尻以外の部分まで全部落ちてしまう。いつも「落ちちゃうんだよなー」とぶつぶつ言いながら引いてきた。引くと目が大きくなるから…。が、突如、落ちるなら意味ないじゃん、と気づいたのである。そして「目尻はいじらない」を実行してみた。そしたら、丸一日経っても落ちていなかったのである…。

 なんということだろう。単なる欲にかられて引きすぎていただけだったのだ! 愚かすぎる! 15年前、いや20年前に知りたかった。私にしか衝撃を与えない事実だろうとは承知しているのだが、あまりにびっくりしてしまったので、こうして書いている。そして昔から言われている「おばさんになっても若い頃のヘアメイクが変えられない」現象はたしかに自分にも起きていて、これを変えるのは本当に大変なんだなあと実感した次第である。

 さらにその衝撃の日から数ヶ月たち、また新たな革命が起きた。「すごくきれいにしないと」という若い頃の化粧のプレッシャーから解き放たれ、「素顔より多少きれいになれば御の字」になった私は、「別にそんなに目を大きくしなくてもいいのでは」ということにも気づいた。そして「それなら、もうにじまないし、パワフルな目にしなくてもいいのだから、マスカラ下地はいらないのでは?」という回答にまで至ったのである。つまり、それならアイメイクも「水で落ちる」ので、お風呂で一気に落とせるのだ。面倒じゃない。イコール、化粧やめなくてもいい!?

「もうすぐにでも素顔オンリーになって年とともにどんどん身軽になる私」をイメージしていたので、そうでもない選択肢が登場した。意外だ…。たまにはしてもいいのかなあ。しようかな。

 というか、大事なのは「素顔じゃ人前に出れない」というメンタルにならないこと、な気がする。昔はそうだったので縛られることが多かった。こういう縛りが生活を蝕む。「別に素顔でもいいんだけど、今日はきれいにするかー」な心持ちでいられると、年取っても素顔とメイクの両方が楽しめる気がする。あと最後、必要なのは、素顔で街に出たとき、ショーウインドウに移った自分を普通に受け止める度量かなあ。なかなか難しいけどなあ。