独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

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こなログ ワインセラー導入! と、ツナチーズトースト

3月18日(土)

9℃(!)

寒の戻り。まだまだ寒い。

 

パン生地発酵のためのワインセラー、ついに導入!

どうにか置く場所、確保。工夫すればあるものだ

 ついに…買った。生地発酵器=ワインセラー。毎年夏になるたび、欲しいと思いつつ、探すと無数の知らないメーカーの保温庫、ワインセラーが出てきて、いったいどれを選んでいいのかわからなくなり、そのうち秋や冬が来てそんなに発酵に困らなくなるため、そのまま放置されていた。他の家電と違って有益な口コミが見つかりにくいのでいつまでたっても選べない、そしてどこに置くんだというさらに大きな問題もあり。…が、去年は本当に「真夏の自然発酵は無理」と痛感し、冷蔵庫併用発酵も厳しい、と結論づけ、買うことにしたのである。結局保冷庫(小さな冷蔵庫)だと「水浸しになる」「温度が設定とかけ離れてる」「すぐ壊れる」等、トラブルが多そうだったので、ワインセラーにした。パン焼き人のみなさんも、ワインセラーを採用していたし。これもメーカーについてなにも知らないので(そもそも下戸なので本当に本当になんの知識もない)、これまたメーカー選びに苦戦したのだが、あらゆるサイトの口コミを読みまくり、家中を点検して”目立たない&コンセント近く”の置き場所を作り出して、決断した。

オット−スタイル(ottostyle)というところの、一室タイプ。冷却はペルチェ方式。設定温度が守られる、音が静か、などが決め手だった。見た目がしゅっ、としているのもよし。そしてお値段がなんと14000円…。なんかすごく安い気がする…。

item.rakuten.co.jp

 しかし私も半世紀生きてるので、楽天的から遠く離れたところにおり、「どうせそんなにすごい変化は起きない」「たぶん使いこなすのに半年はかかる」等々、悲観的な予測しかしてなかった。たぶん今まで、「これさえあれば」と思いこんで導入したものがそうでもなかった経験が多すぎるのだろう。

 が、しかし。最初から素晴らしい発酵をしていたのだった…。午後1時に仕込み、30 分30℃保温、その後17℃に設定したセラーに投入。翌朝4時にはたっぷり膨らんでいた。それはもう、素晴らしい発酵具合だった。写真撮ってないことを今後悔。生地が適度に冷え、適度に硬さがあり、しかしたっぷり膨らんでいる。ので、成型がめちゃくちゃしやすい。よく底割れしたとき、”成型が下手くそだからなあ”と結論づけていて、それはそのとおりなのだが、要は生地がべちゃっとしてたから上手に成型できなかっただけなのだ、と今わかった。驚いた…。こんなにあっさりと長年の悩みが解消されるなんて。こんなこと、あるのね…と、人生後半戦、悲観と諦念のなかで生きてきた私には衝撃的な出来事でありました。

 

で、焼いたら、クープがぱっくり割れて焼き上がった

 

中も素晴らしくいい感じに伸びてる

 いままで高すぎる温度で発酵させてきた膨大な量の生地たちにまず謝罪。すみません。あなたたちのポテンシャルを無駄にして。本当はもっと素晴らしいパンになれるはずだったのに、私が適当に発酵させていたから…。それから、買いたい、買わねば、とわかっていたのに先延ばしにして苦悩だけしていたこの数年の無駄を悔いる。

 苦悩していたら、「なぜ? ワインセラーの効果はすごい、よかったって喜べばいいだけの話じゃないの?」と夫に不思議がられた。まあ、そうなんですけどね。そうだよね。そうなんだけど、あまりにも簡単に問題が解決してしまって…。動揺しているのですよ。

 

ちなみにこの日のトーストは

ツナチーズトースト

これは発酵器使用ではないです