独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

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2年後しのおでん

うちでおでん、と願って2年

 おでん、やりたいなあと思ったのはコロナのときだった。そこから実現するまでなぜこんなに時間がかかったのか。

あ、おでんってきっちりきれいに詰めるのが基本だっけか…
若布も入れないよね。でも入れた

 作り方がよくわからなかったからである。もちろんレシピは山のようにあるが、どれが信頼すべきものなのか判断もできない状態で、さらに巷では練り物だけでなく、大根やら卵やらスープまでもセットになった、「あっためればいい」系もたくさん出ており、いよいよ選べなくなっていた。

 そして当時は「牛すじ絶対」と思いこんでいたので、まずたまに店頭に現れる牛すじを手に入れて圧力鍋で煮て、それと同じタイミングで、近所ではスーパー三徳だけで”ときどき”売っている神茂のはんぺんも手に入れなければいけない。とにかくこのはんぺんが食べたいから、おでんがやりたいのである。そのほか、前日から大根の準備しないといけないよね? ていうかああいう”味しみ”系は、どれだけ煮込めばいいの? いやでも食べるのってやっぱり冬だよね? などともやもやしていたら、年を取っていた。

茅乃舎登場

なんと3種のだしが。さすが茅の舎

 とある日の午後、ふと茅の舎に立ち寄ったときこれを見つけて、ああこれだ、これでいい。自分でだしを…とか、やめようと思って購入。「次、寒くなったらおでんを」と思いながら待機させていた。

作り方。破れててすみません

 開けてみると、だしだのつゆだのがいっぱい出てきた。まず特製だしを煮出す。沸いたら昆布つゆを入れ、大根、こんにゃくを入れて一時間以上煮る。その後、仕上げつゆを入れて、他の具材を煮る。という手順。大根は予めレンジで火を通して水分を出してから鍋へ。

こんにゃく系と大根はあらかじめとことん煮ておく

どれがいいのか選ぶのも難しいおでん種セット

 スーパーにはかなりの数のおでんの練り物セットが売っている。選べない。しかし試さないと始まらないのでこれにした。ほかに結び昆布も買う。ゆで卵もゆでる。さらに旨味を加えるため、ミニトマトも。

 神茂のはんぺんは事前調べによると「日曜に入荷する」というので、開催日を日曜昼に設定。午前中に買いに行ったら、1個だけあった。あったら2つ買ってた。次回は予約しよう。

www.hanpen.co.jp

 

 あ、それから悩みのたねのひとつだった牛すじは「いらねんじゃね?」の夫の一言でなくなった。牛すじいらないなら、断然簡単である。次はすぐ作れそう。

 すべてを煮終わったあと、はんぺんを入れて、いただく。

 おりしも暖冬だったのが一転、突然寒くなった12月の日曜日であった。

 

 おお、おいしい! さすがのだし。さらにトマトが効いてる。はんぺんはふわっふわで雑味なし。こんにゃくも大根も完璧に味がしみてる。素晴らしい。

だしセットは2回ぶんなので、あと1回できる。この冬もう一度やらねば。

「おでんって、でも鍋の一種だよね? でも他の鍋とは明確な線引がされてるよね」などと話し合いつつあっという間に食べ終わる。

おまけのおかず

白菜は弱火で炒め煮して、水分をぬく

 おでんのスープがあまったので捨てずにとっておく。白菜やわかめ、大根などあまってた野菜を煮てみたら、当たり前だけど激うまだった。鶏肉入れてもいいな。