独楽ログ〜こまログ〜

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こなログ 酵母パンケーキ 11 月5日,2020

 11月5日

晴れ。晴れは 今日までらしい。結局「PATH」に行けないまま冬になってしまうのか…。こうしてやりたいことの「時期」を逃してしまうのか。

18℃

 

酵母パンケーキ

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セルクルに入れてきれいに焼いてみたものの。

前日の夜、寝床で「しまった明日食べるパンがない」と気づいた。なので、ホップ酵母パンケーキを仕込んだ。いつもは6時間以上は寝かせるが、6時に仕込んで9時に食べてもいいのかもしれない、と望みを託して。

しかし失敗だった。生地の表面にプツプツが見えたので発酵してる、と判断して焼いてみたが、重かった。大失敗とは言えないが成功ではなかった。パンケーキは3時間じゃ発酵しない、と学ぶ。

成功すれば、酵母パンケーキはものすごくおいしい。

なので、もうすこしいろいろ試していつでもおいしく作れるようにがんばろうかな。

型に入れてきれいに焼くときの生地の分量とか、さっとはずせる型はどれなのか、最も適切な発酵時間は?とか。

 

読んだ本

『世紀の空売りマイケル・ルイス 文春文庫

 

したこと

ようやくやる気が出たので(出すまで大変)、パイ生地を仕込む。しかも、フィユタージュ・アンヴェルセという生地でバターを包むのではなく、バターで生地を包むやつ。

…と書くと、「えっ、ベタベタにならない?」と神業のように聞こえるけど、バターには少量の粉を混ぜ込むので、意外と生地っぽく扱えるのです。

しかし、ずいぶん久々に作ったので、パイ生地作りがこんなに面倒だったことをすっかり忘れていた。

「一見面倒、かつとても不可能に思えるけど意外にできる。しかもすごくおいしい」という印象だけ覚えていて、細かい作業工程を完全に忘れていた。

なので、バターに粉を混ぜ込んでシート状にするのにかなり苦労する。ベッタベタで麺棒や台にはりつき、形にならないのだ。

「おかしい。たしか今まで、“意外とできるもんだな”と思ってたはずだ」とイライラしながら必死に過去の作業を思い出す。ヘッドホンでNHK 教育『100分で名著 カント「純粋理性批判」』を聴きながら。カントはひどく理想主義で、「食べたい、でも我慢する、それこそが自由なのだ。逆ではない。欲望のままに行動するなら獣と一緒。そこをあえて理性で行動をコントロールすることが、人間だけが持つ「自由」なのだ」とかおっしゃっていて、その優等生的な理論と、手や台やそこらじゅうにつくバターがあいまって、イライラが頂点に達する。おまけにワイヤレスヘッドホンが壊れて今しているヘッドホンはながーいケーブルにつながれて動きが制限され、本当にもう…。

番組内では西研さんが「ニーチェもこういう理想論的なカントを批判しています。は?バカじゃねえの?くらいの勢いで(笑)」(大意)、とも言っていた。

そうしている間に時間はどんどん夕方に近づき、

このあと洗ったベッドシーツをつけその後寝室に掃除機をかけ、風呂とトイレを掃除して風呂をわかし、夫の食事を作り、切れてしまったグラノーラ、パンを仕込むという仕事があるというのに。

泣きそうになりながら懸命に記憶を辿り、「ベタベタしたらとにかく冷やす」と「思う存分手粉を使う」ということを思い出し、実行したらあっさりときれいなシート状になった。そしてすっかり忘れていたが、三つ折り1回、四つ折り3回、合間に冷やしつつ、の折込作業を完了して生地ができた。きれいに織り込めるとかなり達成感がある。

 

その後、やらなければいけないことを、やる。発達障害気味のところがあるので、やるべきことがずらーっとあると、本当に追い詰められてしまう。こういうときに呟く「一個一個やろう。普通に(焦らず、という意味)やろう。実はすぐに終わるのだ」を唱えて、全て完了。

疲れ切ってドラマは観れませんでした。

フィユタージュでまずなにを作ろうか考えて眠る。ミルフィーユか? タルトタタンか? レモンパイもありだなあ。