独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

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クレソンを大量に購入したので

クレソンを思うぞんぶん食べるのが夢だった

 食べチョクという産地直送サイトで、クレソンが大量に余っているとツイートしていたので、1kg頼んでみたら、見事なクレソンが来た。

 その昔、田舎に住んでいたとき、どこにもクレソンが売ってなくて…いや、売っていたけれど完全に飾り物扱いで、微量かつ高価。ついには畑で育て始めたのだが、全然うまく栽培できず、という思い出がある。つまりそれほどクレソンが好きなのだ。

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島根県江津市で作るからゴウツクレソン

 

 そんな私からすると、クレソン1kgとは夢のような量だ。ゴウツクレソンは水耕栽培で、太い茎も柔らかくおいしく食べれる、とのこと。アクがなく食べやすいそうな。

 

www.tabechoku.com

 

 まずはおすすめ通りに豚クレソン鍋

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見事な色、形、そしてやわらかさのクレソン

  鍋にするとあっというまに食べられる、とのことで、まずはこれにトライ。クレソンを山盛り鍋で食べるなんて、かなりの贅沢である。ゆずで自家製ポン酢を作り、他の野菜もいろいろ加えたいのをぐっとこらえ(でも舞茸と葛切りは入れてしまった…)、準備。

 おいしい! おいしいが…えーと、クレソンの苦味が加熱するとほぼ消失。うーん、これはどうなんだろうか。クレソン、苦くておいしいよね、という向きにはおすすめできない。しかし生で食べてみるとやっぱりクレソン。苦味はほんのり、でゴウツクレソンは生で食べるべき、と結論した。

 

 たことじゃがいも、クレソンのサラダ

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タコは大きく。

 なのでここからはクレソンは生で。クレソンといえばうちでは、というときの定番サラダ。ゆでだこ、蒸しじゃがいも、オリーブ、それからクレソン。シャンパンビネガーと塩、オリーブオイルであじつけ。うまいです。いくらでも食べられる。

 天然真鯛が安かったので、にんにくとソテーして、醤油バルサミコソース。ぜいたくなごはんになってしまった。

 

 水餃子

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一心不乱に生地をこねて伸ばして包んだ

 以前から、焼きではなく水餃子を作りたかった。四川風のタレも手作りして。でも前日からタネも生地も仕込まなければならず、なかなかふみきれなかったのだが、ついに決心した。で、水餃子をクレソンとともに食べたらうまかろう、とも思った。

 タネは2つ。豚バラのミンチとニラ。えびとれんこんとしめじ。昔は数時間かけて半泣きで皮を作ったが(今思うと、生地の水分が多すぎたのだ。だから手に負えず、やっと作った皮も重ねた瞬間にくっついて一塊になっていた)、今はあっさりできるようになって、拍子抜けするほど。綿棒をあれこれ動かしていたら、突然テレビで観た職人の手つきを思い出し、それ通りにやったらかなり円形に近くなって驚き。

 タレも甜麺醤?醤油と砂糖を煮詰めたものから作ってみた。それとねりごま、酢を合わせたら、おお、お店のようだ。

 クレソンとも当然合う。うまい!

 

手巻き寿司

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寿司のたねはぐっとこらえて二種にした

 

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で、くるっと巻いて食べる

 お寿司も食べたくなった。梅酢、塩揉みきゅうり、みょうが、ごまを入れた寿司飯を作り、焼き鮭(私)といか明太(夫)の食べたい具を用意。のりで巻いて食べる。ねぎとろだのかつおだの納豆だの、他にもいろいろ買いたかったが、食べ過ぎるのでぐっとこらえる。激うまだ。

 

牛肉のソテー

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たれとつけあわせはローストビーフ

 本当はローストビーフの予定だった。付け合わせのじゃがいものグラタン(ドフィノワ)、たまねぎの専用ソース、牛、そしてクレソンを一緒に口にいれたかった。でもステーキでもいいかもね? 付け合わせは同じで…と考えながらスーパーに出かけたら、黒毛和牛のスライスが半額になっていて、予定が変わった。今でもこれでよかったのかよくわからないが、おいしかったからいいか。玉ねぎとカリフラワーもやわらかくなるまで蒸し焼きにして。

 

唐揚げサラダ

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唐揚げをのせて、クレソンにほんのわずかに熱がはいる

 

 唐揚げも大量の生野菜とともに食べるのが好き。クレソン、新たまねぎ、塩揉みきゅうり、トマトのサラダはオリーブオイルとシャンパンビネガーで味つけ。で、上に唐揚げを載せてもりもり食べる。唐揚げ用の肉を買うとずいぶん小さく切られているので、最近は1枚で買って好きなサイズに切ることにした。なので大きい。大きいほうが衣も少なくなっていいような気がする。合わせるのはご飯じゃないなあと思い、そばをゆでた。夏ならひやむぎがいい。「唐揚げってのはやはり鶏モモなのかねえ、豚唐揚げもあるっちゃあるけど、でもやっぱり鶏のこのムチムチした食感が大事なのかねえ」などと話し合いながら食べた。

 レシピは「暮らしの手帖」2008年9月の唐揚げ特集。この号は唐揚げと、アランセーターの編み方が載っていて、両方作った。セーターじゃないけど、アラン模様のマフラーを、カシミヤの糸で。そしたらカシミヤはやわらかすぎるのか、だらーーんとしてしまって、なるほど、と思った。こういうことになるのか、と。というわけでこの号はむちゃくちゃ愛用してぼろくなった。

 

 というわけで、クレソン祭り終了。すごくおいしかった。もうちょっと苦味があれば茹でたり炒めたりもできたのだが。しかし満足、ごちそうさま。