クラッシュミルサークロニクル
かれこれ20年近くミルサーを愛用してきて、熱い記事も書きました。
しかし、その後（2016年）わりとすぐ、クラッシュミルサーに更新したのです。
親戚のおじさんが亡くなり香典返しとしてカタログギフトをいただいて、そのなかにクラッシュミルサーがあった…という、ちょっと悲しいいきさつです。
前のものは６年くらいたっても問題もなく元気に動き続けていたので、替えるのは心苦しかったのですが、「クラッシュミルサー、使ってみたい」という欲望に勝てなかった。それで実際使ってみたところ、やはりなかなか素晴らしかったので、かつ、６年使ったら思わぬ欠点も出てきたので、あまりにも長い時間がかかったのですが、レポートします。
前回に比べてテンション低めですが、それはミルサーのせいではなく、私のせいです。今読み返すと、おお、元気だなーと思うので、この数年の間に自分は変わったのでしょう。
黒いボディがスタイリッシュなクラッシュミルサー。
アーモンドを粉砕中
クラッシュミルサーとは、その名の通り従来のミルサーよりハイパワーで氷もくだける機種です。色は黒のみで、2022年11月4日現在、アマゾンでは7335円。
アーモンド（スライスでもホールでも）をパウダーにする、が以前はできなかった。かなり粗いパウダーになってしまうので、パウダー専用容器が必要で、これがほーんの少ししか粉砕できないので面倒くさかった。しかしクラッシュなら簡単にパウダーにしてくれる。
問題はパワフルすぎてすぐにアーモンドの油分がしみだして粘土状になってしまうこと。ピアノタッチで細かく、ささっとやることが肝心。量にもよるが、３秒粉砕を２，３回プッシュで様子を見て、まだならあと１回、とかそんな感じ。これはコツがいります。とにかく最小限の回数でやることを心がけるとさらっとしたパウダーになります。
最大の特徴は、このカッター
使い込みすぎた写真で申し訳ない。過去のミルサーと最も違うのは、この立体的な刃。これのおかげで、今までは粉砕できなかったものが粉砕できるようになりました。
たとえば
パン粉
皮をカットした常温のパン（カンパーニュなので皮は粉砕しづらい）を粉砕して粗挽きパン粉も作ります。どっちでもよし。細かいと高級レストランぽい。
レモン塩
我が家のレモン塩は茹でこぼしたレモンの皮を使う
我が家のレモン塩は、ジャム同様皮を茹でこぼして作ります。生で漬け込むと皮が苦すぎるので。３回茹でこぼして柔らかくなった皮とざく切りにした実をミルサーにかけてペースト状にして、それに塩を加えます。
つまり、前はできなくて今できることは、
水分がなくても粉砕できるということ
以前は「これは水気がないからクイジナートにしよう」とかいう場合がけっこうあった。が、クラッシュミルサーならできる。これはすごい進化です。もちろん限界はあります。あまりにも水分がなく、かつ、粘度が高いものはもたついて回らなくなってしまうので、加減は必要。
ポタージュ用に茹でたまったく水分のないかぼちゃには、ほんの少し牛乳を足してまわします。でも蒸しにんじんは水分なしでも大丈夫。素材の水分で回ってくれます。
欠点は、危ない
この立体の刃が高パフォーマンスの源なのだが、なにしろ刃が上に向いてるので危ない。わかってはいても指をぐさりとやりそうになることが結構あった。使い慣れたらほとんどなくなったのですが。真剣に気をつけなければいけないです。が、危ないからといってこの刃を変えられるのも困る。
パワーが強すぎるゆえの問題も
通常ミルサー時にはなかった、「グラスが欠ける」ということが何回か起きました。前からの容器を使っているので、単にグラスのほうの耐久性が寿命だったのかもしれない。でもいくつかある容器のほとんどが欠けたので、寿命問題ではないのかも。漏れないように漏れないように、と力強く締めすぎてる可能性もある。外側のねじ部分が欠けるので、中に破片が入ることはなさそうだけれど、要注意ポイントではある。なにしろなんでもかんでも粉砕してくれるだけあって、強力な負荷がかかるのでしょう。締めすぎ注意。
うるさい
あと、これもハイパワーゆえですが、うるさい。明け方にジュースを作る私は毎朝ヒヤヒヤしながら回している。イヤホンで聞いているBS報道番組もノイズキャンセリング機能にも関わらず、一切聞こえなくなる。（しかしBOSEに変えたら聴こえるようになった）。
本体寿命も短いかも
これも単なる個体差の可能性もあるのですが、実はこの６年でクラッシュミルサーは２代目です。初代は2年くらいで粉砕能力が落ちてきて、途中で止まったりするようになったのです。騙し騙し数年使っていたのですが、買い替えたら俄然粉砕するようになったのでもっと早く買うべきだった、と反省。前のミルサーは「一生使えるのかな？」と思うくらいどれも長持ちしたので、これもハイパワーゆえの宿命なのかもしれない。太く短くクラッシュミルサー。もしくは、単なるハズレ品だったのか。今の二代目がどれだけもつかでわかるでしょう。また報告します。
これ以外も、随時、粉砕したものを追加予定！
