6月18日(日)
曇り
31℃
夏至にむかってどんどん陽が長くなる。夏は嫌いだけど、夕方の夜になる前の青い時間はとても好きだ。洗濯物が早く乾くこととこの時間があるのだけが夏の良いことだ。
セーグルカンパーニュ
久しぶりによく焼けた。前日の昼すぎに仕込むのを忘れて、慌てて夕方仕込んで、17℃発酵は10時間程度しかできなかったのだが、どうにか辻褄があった。よかった。でもなんとなく14時間発酵よりも生地がべたついていたような…。水分量は185gでいつもと同じ。
ドラマ
『Successsion』(『メディア王〜華麗なる一族』の邦題が恥ずかしいので) U-Next
ここ数ヶ月毎晩夢中で観てきたドラマがついに終わった。折しもリアルタイムでも先月末に最終回だったらしく、本国アメリカでもめちゃくちゃ盛り上がっていて、New York TimesやNewYorkerでも長いコラムが何本も載っていた。Twitterではミーム動画がバズってたり、こういうのを観るとうらやましくてたまらない。あー自分もアメリカに住んでリアルタイムでこのドラマを字幕なしで観て盛り上がりたかった…。モデルとなっているルパート・マードックやFoxテレビに馴染んでいたらなおおもしろかっただろう。しかし登場人物が嫌味と皮肉をぶちこんでまくしたてるこのセリフを、背景込みで瞬時に理解するのは相当な英語力が必要だ。生まれ変わらない限り無理だろう。
それら裏話記事を勉強がてら何本も読んで数日余韻を楽しんだ。ドラマ内で険悪だった父と息子(次男・ケンダル・主役)が、演技方法などで実際対立していた、とかかの国では盛り上がることがたくさん起きてたようだ。
でもおもしろかったなあ。登場人物がひとりのこらずゲス、というのがたまらない。普通ひとりはいるであろう「精神的支柱=この人は大丈夫」というのが最後までいなかった。ついいつもの癖で”この人はまともなのかな?”という視点で観てしまうのだが、毎回見事に裏切られる。みんなそれぞれにゲスなのだ。多様性。そしてリアル。コメディでもあるので誇張しているが、でも現実世界もこんな感じなんだろうなとも思う。いつも確かな判断をしていつも公平にものを見れる人、なんてそうそういない。
三男のローマン役をやった人がマコーレ・カルキンの弟だと観終わったあとに知って驚いた。そういえばなんとも爬虫類的な佇まいが似てる! しかも俳優としてわりと不遇なときを子役時代から重ねていて、今ついに花開いたらしい。なるほど…気合の入った演技だなあと思ってたのだが、積み重ねてきたスキルゆえだったのね。