独楽ログ〜こまログ〜

50代、女性、日本人、がひとりで毎日楽しくすごす方法を検証、実践、そして記録。

MENU

こなログ のりピザトースト

 

4月19日(火)

晴れのち曇り

19℃

のりピザトースト

かき菜って、つまりほとんど菜の花なのかな?

 定期的に食べたくなるのりのピザトースト。昨日の残りのかき菜マスタードシードソテーもつけた。

 

映画

『親愛なる同士たちへ』(2020)

 今観ないでどうする、というタイミングで公開されたのででかけていく。力強い作品だった。「あー観たなあ!」と手応えずっしり。シンプルで骨太なストーリーやはっとするショットの数々、そして同じくらい骨太な主演の俳優のまなざしが強くてずっと記憶から離れない。国に裏切られて憎むだけではなく、裏腹に愛がある、いや、あった、から話はややこしくなる。…というか、国ってなんだっけな? と、私の場合はまずはそこから考えないといけないかも。

 

shinai-doshi.com

 

 ここのところ観たい映画ばかりで毎週映画館通い。贅沢だなあ。

こなログ 過発酵気味のセーグルカンパーニュ

4月9日(土)

晴れ

24℃

ブログの投稿順番間違えました…。

セーグルカンパーニュ

まあまあ膨らんだと思ったが…

気泡もいい感じ、と思ったのだが…

 焼き上がりが軽い。いつも重いので、いいじゃないかと思ったが、食べてみると頼りない。これって、過発酵なのか…といまさら気づく。好みの問題なのかもしれないけれど、ここまで軽いと本当に頼りないというか物足りない。膨らんだし、軽いけど、これは私にとっては失敗なのだ、と学ぶ。夫に聞くと「え? そんなにいつもと違う?」とこれまた極めて頼りない反応。

焼き立ての皮、至福

 新玉ねぎの季節になったので梅酢とメープルシロップ、オリーブオイルでドレッシングにして野菜にかける。玉ねぎってのは、本当に偉大だ。生でも炒めても、他のものを猛烈においしくする。

 

運動

ランニング BGM タイラー・ザ・クリエイター『CALL ME IF YOU GET LOST』

 

 最近ログしてないけど、一日おきに走っている。眩しいのが嫌でいつも夕方、と決めていたけど、そうすると夕方までタスクが残ってしまい、なんだかもやもやするので最近はサングラスやキャップなど、鬱陶しいのをこらえて昼間にも走るようになった。なんなら午前中。するととっととタスクが終わってなかなか気分がいい。私は怠け者なのだがプレッシャーに弱いので、嫌なことは先にするタイプ。ライター時代も原稿は締め切りより全然先に書いてしまって、ときにはレイアウトが上る前に推測で書いてて、よく珍しがられた。「午前中に原稿あげて午後は映画に行こう」というのがもっとも仕事が捗るスケジュールで、にんじんぶら下げると本当にやる気、わくんだよなあ。あのときのわくわく感はよかった。

 

 グラミーを獲ったときいて、以前聴いていまいち関心がもてなかったタイラー・ザ・クリエイターを聴く。なかなかいいじゃないか…。俺の感性はそんなものか。

 

こなログ ハム&きのこペーストトースト

4月18日(月)

くもりのち雨

18℃

ハム&きのこペーストトースト

生ハムときのこの相性はよかった

歯科クリーニング

 3ヶ月に一度の歯医者さん。クリーニングとはいえ、ときどきすごくしみるので全く行きたくないのであるが、とにかく汚れが付く前にいっとかないと、よけい施術の時間が長くなる。さんざんドクターショッピングしたすえようやく見つけた今の歯医者さんは本当に優しくて丁寧な素晴らしい先生。クリーニングも先生自身がやってくれるし、閉所恐怖の私がレントゲンを撮るときは異常なまでに気を配ってくれる。

「よい歯医者さんとはなにか」で、悩んでいた。優しいだけじゃいいか悪いかわからないからである。以前通っていたところは、デンタルクリニック口コミサイトで星がたくさんついていたし、こっちがひくほど低姿勢な先生だったのだけど、3年通って、「ここは話し方が丁寧なだけだ」と気づき、変えた。どこで気づいたのか忘れてしまったが、なーんか誠実さを感じなかったのである。

 じゃあどこにする? がまた大変で、仕事で歯科医院を30件くらい取材した経験をもとに、あちこちに行ってみた。●保険診療をしない徹底したクリーニングをするクリニック→庶民には払いきれんと諦めた。●めちゃくちゃ口コミ評価の高い先生自身がクリーニングしてくれるクリニック→先生は優しかったが、高齢のせいかぶっきっちょでかなり痛かった。●口コミサイトで評判のクリニック→通ってた矯正クリニックと真反対の意見を言われ、どうしていいかわからなくなった………結局、「滅菌・殺菌に力を入れていると大々的に謳っているところで、クラスB滅菌器を使用しているクリニック」を最低基準にして、あとはひとつひとつ行って体感で判断するしかない、と結論。その最初に行った(というか、たまたまクリーニング時期だったので、やはり現在のクリニックに疑問を感じていた夫に行かせた)のが今の歯医者さんだったのである。

 どうだった、と聞くと「すごく丁寧だった。日頃の歯磨きを聞かれ、電動です、と言うとメーカー名を聞かれて、そのブラシを持ってきて、専用の指導をしてくれた」という。なるほどこれはよさそうだ。そして結果、大当たりだったのである。よかった、これでもう歯医者探しをしなくていい、先生一生よろしくお願いします、といつも心のなかで頭を下げている。

 さらに良いことがあって、先生は私よりだいぶ若いのである! これは大事。だってどんなにいい腕でも、50、60になると目元も手元も怪しくなるもんである。そういうことを、自分が年をとって実感した。見えない。思うように動かせない。そんなんばっかりだ。そして歯科医はあんなに細かくて恐ろしい仕事をするのである。なるべく先生は若いほうがいい。もちろん技術と経験を積んだ若い人が…それは不可能か。とにかく、先生より私が先に死ぬので、どうか最後までよろしくお願いします。

 だが実は、通い始めて2年、小さな問題が起きていた。一度このクリニックとちょっとした電話のトラブルがあった。「電話しましたよね?」「いいえ、してませんけど…」「いや、でもこのクリニックからの着信があってですね…まあいいんですけど、用事がないのなら」的なやりとりを、数回にわたってした。こちらは全く気にしてなかったのだが、それ以来、先生が冷たくなった気がするのである。クリーニングのときにフロスをしなくなったし、レントゲン撮りましょう、やはり気になりますから、と言っていたのが言わなくなって、クリーニング時間も気のせいか短くなった気がする。あれ短い? フロスは? レントゲンは? いいの?と思ったら気になりだして、すぐくよくよする私は、突然夜中(不安にさいなまれる時間)に、あたし、なにか先生の地雷を踏んでしまったのだろうか! という恐怖に襲われるようになった。「いやいや、そんなこと思いこんで気の所為だった、という経験を何度してるんだ。先生はそんなこと気にしない。変な患者なんていくらでもいるし、おおむね自分はいい患者のはずだ」と言い聞かせてはみたものの、その次も短いクリーニングだったのでいよいよ不安になり、また歯医者変えなきゃいけないのか…せっけく見つけたのに! 一生通うって思ってたのに! 先生! 先生〜!

 というわけで、今日も冷たい感じだったら予めリサーチしておいたよさげなクリニックに変えるしかない、と悲壮な決意で行ったのだけど、結果、フロスは省略されたものの、クリーニングは前のように長くなり先生はいぜんと同じように丁寧で優しかった……………ああ。よかった。レントゲンも撮ってくれた。そういうわけで、極度の不安のあと激しく安堵したので、この日はいい日になった。

 うきうきした気分で帰り道、一連の出来事を振り返っていたのだが、そこで気づいてしまった。整体の先生、美容師、歯科医師産婦人科医師。今の私の”大事な人”はすべてメンテしてくれる人ではないか。えー、これってどうなの? いや、多少、多少はそれ以外の人もいる。いることはいるが………うーん。

 まあいい。今はとりあえずここは考えるまい。とにかく先生、ありがとう。引き続きよろしくお願いします。

こなログ きのこペーストとチーズのパン

4月17日(水)

17℃

くもり

 

確定申告も終えて虚脱状態なのか、毎日眠くてしかたない。まあ、春は毎年そうなのだけど。冬が一番元気な人間としては、気温がゆるむとどう力を入れていいかわからないのかもしれない。花粉もすごいし。

きのこペーストとチーズのパン

チーズがきのこをやっつけてしまった…

 舞茸、しめじ、えのき、エリンギで作ったきのこペーストをパンにのせて、さらにチーズをのせたら、なんだかチーズがきのこのうまみを邪魔していた。反省。きのこペーストだけで十分だった。

 

漫画

坊っちゃんの時代』関川夏央谷口ジロー 双葉社

 14年前に読んでおもしろくて感動した漫画を再読。やっぱりおもしろい。関川夏央という人がそもそも好きなのである。山田風太郎有吉佐和子林芙美子…この人が書くノンフィクションは生々しい人間の人生と生活が浮かび上がって、いつもめちゃくちゃおもしろい。

 が、再読で一番期待していた森鷗外のところはハードルあげすぎたせいか、あ、そうかこんな感じか、とやや落胆。初回で感動しすぎたか。去年森鷗外の周辺の本を読みまくって、そのちょっと哀しい家族のあり方にいたく胸を打たれたのだが、そこらへんがもっと描いてあるはず、と思ってしまったのだろう。それを指してるかどうかはわからないが、関川さん本人も「森鷗外のところはもっといろいろつめこみたかったのに」と後悔している。

 突然黒船が来て体制も価値観もひっくり返されて右往左往している明治の人々。今ととてもよく似ている。昨日まで「正しかったこと」がいつのまにか逆になってるんだもんなあ。「そして終戦の昭和20年まで日本は破滅への道を突き進む」、といった表現が数回出てくる。自分たちが破滅に向かっているとたとえわかっていても止められない。滝壺に突進するカヌーみたいなものだものなあ。

こなログ パンのスープ

4月15日(金)

12℃

 

パンのスープ

スープにするの、最近忘れていた

 最後に残ったパンのかけら、いつもはスライスしてソテーするのだが、そういやスープに入れてとろとろにしてもいいんだよな、と思い出す。ときどき思い出すのだが、いざとなると忘れてしまうのだ。にんじん、セロリ、ブロッコリーにインドの豆、ムングダール、生ハム。味の出そうなものを全部入れてコンソメを入れる。パンも入れる。パンもいいだしが出るのよね。おいしい。

 スープってのは液体をあまり入れないほうがビジュアルはよくなるのだな、と発見。

 

水泳

最近は金曜に泳ぐことが多い。暖かくなって、プールからあがったあと、シャワー室に行くまでのとてつもない寒さに耐える必要もなくなった。今日も気持ちよく泳ぐ。

こなログ チリコンカントースト

4月12日(火)

晴れ

25℃

 

チリコンカントースト

うーん…おいしそうに見えんなあ

 冷凍庫にあったチリコンカンをチーズに載せて、ピーマンもたして焼いた。おいしい。

 

山梨にお墓参り

富士山の見える素晴らしい場所だった

 知人の命日、山梨県までお墓参りへ。奥さんは「毎年曇ってて富士山見えないんよ。今年はきれいやね」。中央特快〜バス〜徒歩。快晴というか炎天下をてくてくと。山梨なので桜だけでなく桃やプラムの花、満開。美しいときに亡くなったのだなあ。

 

 シニア一歩手前で、基本は外交しない生活だと、外に出るのが葬式だとか墓参りとかばかりになる、という事実に愕然。「前回遠出したのは、おばちゃんの葬式か」とか、そんな記憶ばかりになるのである。これが、健全に若者がたくさんいて結婚している国なら葬式だけでなく結婚式も多いだろうに、全くない。ぜんっぜん、ない。こんなことでも日本の現在を知ってしまう。

 富士山はきれいなんだけどなあ。駅まで送ってもらう車のなかで、「富士山ってなんであんなに興奮するんだろうね」と盛り上がる。

こなログ いろいろチーズトースト

4月7日(木)

曇り

19℃

いろいろチーズトースト

栄養バランスはとれてる?

 とくにコメントもない、冷蔵庫にあるもの載せたチーズトースト。トマトが載ると酸味とうまみが加わるのでかなりおいしくなる。ピーマンの苦味も大事。

 

映画

『コーダ あいのうた』

 前日、6日に観た。ずっと何を観ようか迷うときに選択肢のなかにあった1本。「聾唖の家族のなかで唯一、健聴者である女の子。彼女はすごく歌がうまかった…」という粗筋はすごくおもしろそうだが、たぶんいい話なんだろうな、ということで若干テンション下がり、『ナイトメア・アリー』にして軽く後悔したことは前書いた。そしたらオスカーを獲って、しかも配信作品では初オスカー、ということで、あ、やばい観にいかなければ、と慌てて出かけた。

 高校のコーラス部に入って本格的に歌に目覚めるのだが、この選曲が素晴らしい。最初の練習曲がマーヴィン・ゲイ「Let get it on」で、え、高校生にこの歌を堂々とうたわせるの?(ベッドルームミュージックだから)、ていうか難しすぎない? でもいい曲なんだよなあ」と度肝抜かれて→超大好きな同じくマーヴィン&タミーの「All I Need is to get back」で、さらに衝撃の追い討ち→やはりフェイバリットのアイズレー「It's your thing」をはさんで、なんとこのあとジョニ・ミッチェル「青春の光と影」とジャンル替え。だめ押しでデビッド・ボウイStarman」。なんという選曲だ…センスがいい云々ではない。これは私が選曲したのでは? したっけ? したかも、という並びであった。1曲知らない曲があったが…。

 映画館の爆音で素晴らしい歌を聴く、というのがまず最高だったし、もちろんいい話だったし、映画館を出たときには「そうだ、こんな世の中なんだから「いい話」を観なければいけないのだ、と強く強く思って、清々しく帰宅した。

 が、3日後に思ったのは、「すごくいい映画だったけど、忘れちゃうなあ」ということであった。疑問点がないからもやもやせず、あとであれこれ思い出さないんだよね。

二週間くらい前に観た『ドリームプラン』とか、もう、見事になにも反芻しなくて、鑑賞一週間で「あ、あれそういや観たな」とかいうくらい記憶の彼方にいってしまった。なんで思い出したかというと、もちろんクリス・ロック殴打事件である。

 だから、なんなのかというと、いい話もいいけどそれだけじゃね、という話なのかな、今の自分は、ということである。これを書いている今日4月26日は『ベルファスト』を観に行く。いい話だと思う。