11月22日
晴れ
21℃
パンを焼く
配合
キタノカオリ 120g
グリストミル 50g
スローブレッドクラシック 70g
塩 5g
ホップ種 40ml
エビアン 160ml
一次発酵 室温5時pm〜翌朝3時半
二次発酵 くるみちゃん1H20min +オーブン予熱
(ベンチタイムを冷蔵庫で1時間とったため)
焼成 230℃ 25min ←あと2min焼いたほうがよかったかも?
セーグルをもっと極めたかったが、粉がなくなったので。キタノカオリは扱いやすいなあ。
スクランブルサンド
生クリームがあったので、いつも炒り卵になってしまうスクランブルエッグに挑戦したら、初めてそれらしいものができた! 夫はケチャップとマヨネーズで食べたい、と言うので渋々了承したが、私は意地でも卵だけで食べる。焼きたてなのでパンはそのまま、上に卵と、黒胡椒。おお、ふわふわではないか。すごい。
とにかく火のあたりを柔らかく、気長に気長に混ぜ続ける、というのは昔聞いたので、トーストを焼く網をかませて、さらにとろ火で。そしたらふわふわになった。
私は基本、ものすごく不器用なのでなにかを試してもなかなか成功しない。オムレツもスクランブルエッグもパンの成型も…。しかし、「うまくいかないなあ」とずっと続けてると、ある日突然、当たり前のようにできていた、ということが起きる。
あれ? なんで昨日までこれができなかったの?
という不思議なことが起こる。
発酵させた水分たっぷりのパン生地をどうやってオーブンシートにひっくり返してうつすのか、とか。
うまくうつせなくて形がくずれて、ぐちゃぐちゃ、ろくにふくらまない、という日々を何年も過ごしていたが、ある日できるようになった。なんだろう。こういうことが何度かあると、いろんなことを続ける気になる。
思うのだけど、こういう体験をするためには、あまり力みすぎないほうがいいみたいだ。パン作りで悩んでいたときは、必死に毎日作っては失敗し、出口はなかった。毎回失敗してるとそもそも作る気がなくなるし、真剣すぎると失敗の傷が大きくて、落ち込んでしまう。
「うーん、まただめか。ま、いいや次は別のことを試そう」程度で、えんえんやってる、というのが私の場合は良いようだ。
「まいいや」とすぐ忘れるが「次は別のやり方を試す」もしくは「自分がなにをどうやっていたのかを記憶しておく」のが、大切な気がする。
観たドラマ
『MAD MEN』シーズン7 エピソード13「夢見る地へ」(amazon prime)
ラスト2話……。いまだどんなふうに終わるのか予想つかず。
運動
朝、パワーヨガ。
股関節をグーっと伸ばすと本当に気持ちいいんだよな…。
読んだ本
『自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術』下園壮太 朝日新聞出版
「疲労が、人の生活も性格も変える。そして頭脳労働や感情労働によるメンタルの疲労は気づきにくい」ということで、どうやって疲労に早く気づけるか、疲労したらどう対処するのかの「技術」を解説している。明晰で論理的。
思い出したのは、町山智浩『ブレードランナーの未来世紀』(新潮社)にあった映画監督オリバー・ストーンの話。自身の出兵体験から、
「戦場にいるとものすごく疲労する。疲れて疲れて疲れきって、それでなにもかもどうでもよくなって、人殺しでもなんでもできるようになってしまう(大意)」
と言っていて、個人的にものすごく衝撃を受けていた。疲労! それは私がここ数年悩まされて続けていたものだからである。毎晩、いまいちよく眠れず、朝起きたときからぐったりしていて、日中は目が眠くて半分しか目があかない。でも昼寝もできない。うまく昼寝できると、ようやく元気になるのだが、すでに夕方に近くなっている…みたいなことが続いていて、「疲れた。あー疲れた。疲れてる。疲れてると、やりたいこともやるべきことも全部どうでもよくなる」と実感していた。
そして、「疲れた」ばかり唱えている自分が怠慢さがまたつらく…。
なので、「疲労」が生きる活力と冷静な判断を奪うものだと読んで、やっぱり!と我が意を得たのです。
ちなみに、現在は秋になって気温がさがり、「元気でいる」ためのあらゆる試行錯誤が実って、毎日快適に過ごしている。この元気はすぐに崩れるのだけど、とりあえず今は元気。よかった。そのうち、その試行錯誤をブログに書くつもり。